6月、7月のこと
猛暑、酷暑ですね。
東京の暑さがすごすぎて、仙台に帰ると「涼しい〜」と思わず言葉にしてしまいます。
前回のブログから1ヶ月が経ちました。
皆さんはどのような1ヶ月を過ごされましたか?
.
先日前期授業が終了しました。
少し落ち着きましたのでちょっと書きたいと思います。
果たしてこのブログを何人の方が見ていらっしゃるのかと思いつつ。。。
.
6月半ばには、アメリカのキンバリー・マーシャル先生のマスタークラスが1週間ありました。
1週間、中世・ルネサンスのレパートリーのみ。
こんなに集中的に古い音楽を学ぶのは初めてで、どのレッスンも興味深く、古い音楽を演奏することに新たな楽しみを感じることができました。
↓最後の発表会で

.
7月13日には藝大のオープンキャンパスがありました。
午後はオルガン科の学生によるレクチャーコンサート。
私はMCをしました。
オルガン科ってどんなところなのかな、どんな授業を受けるのかな、どんな楽器を弾けるのかななど、
普段はあまり明かされない、また藝大生でさえもよく知らない、オルガン科について知っていただく機会になったかと思います。
(よく、学生さんが「え、ここどこ?こんなところあるんだ、なんかオルガンあるんだけど…」と迷い込んできます。)
↓レクチャーコンサートの様子。プロジェクターでいろいろご紹介。演奏もみなさんそれぞれ渾身でした。

.
翌日7月14日は旧東京音楽学校奏楽堂にて、日曜コンサートに出演しました。
いつもはオルガンソロのコンサートですが、今回は藝大修士2年生の清水伶香さんと共演させていただきました。
ピアノとヴァイオリンのために書かれたセザール・フランクの《ヴァイオリン・ソナタ イ長調》を、ジャン=フィリップ・メルカールトさんがオルガンとヴァイオリンのために編曲した版を演奏させていただきました。
全楽章に取り組んだのは初めてで、この大曲の素晴らしさと難しさに魅了されたり苦しんだりもしましたが、伶香さんの豊かな音楽性と類稀な技術にたくさんのインスピレーションをいただき、楽しみながら演奏することができました。
旧奏のオルガンはやはりいつ弾いてもとても難しい…反省点もたくさんありますが、ともに素晴らしい音楽を共有できたことに感謝して!
右や左にスーパーアシスタントをしてくれた由衣ちゃん。いつもありがとう!!
3人四脚でがんばりました♪
↓合わせの様子

↓終演後 本当に伶香さん素晴らしかった!!!別な楽器でもまたご一緒したいです。

.
さて、ちょっとお知らせです。
9月は藝祭!!!
今年は9月6日(金)〜8日(日)の3日間。
オルガン科奏楽堂コンサートは、9月7日(土) 15時50分開演です。
↓「オルガン科奏楽堂コンサート」チケット予約リンク
https://tiget.net/events/333924

↓合わせの様子

わたしは打楽器の本間雄也さん・菊池幸太郎さんと、前半の最後にピエール・ コシュローの《「シャルル・ラケ」の主題によるボレロ》を演奏します🥁🎹🥁
コシュローの即興を、後に譜面に起こした作品です。
先日合わせをさせていただきました。
オルガンのすぐ前に立つお二人、耳大丈夫かな、と心配していましたが、どうやら逆でした。
なんと、オルガンが負けるのでは!?というくらいのお二人の迫力!!
ひっそりとした怪しい出だしから徐々にクレッシェンドし、爆発的な盛り上がりを見せます。
それがもう本当に「爆発」なのです。
今からとっても楽しみです。
他にもアンサンブルや、聴きごたえのあるソロなど、盛り沢山なコンサートです。
オルガン科コンサート以外にも、若いエネルギーみなぎる熱い催しがわんさかですので、ぜひいらしてみてください!

.
それでは、暑さに気をつけつつ、夏を楽しみましょう🍉
.
eriko